夢見る空間〜ファンタジーランドスケープ〜

空間のいくつものカーブに身体をはめると、
自分が空間の一部になるような気分になった。
壁や床や天井や。
すべての境がなく、すべてが家具となる空間は、
入ると異次元のようで、
だいぶ寝て冴えたはずの目が自然に“とろん”となる。
身体も重く、一度心地よいカーブに身をはめてみると、
動きたくなくなる。


どのカーブに身体をあてはめようか。
ここは気持ちよさそうだ。
そんなことを考えて、ひとつひとつ試してみるのもきっと楽しいよ。

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ヴェルナー・パントン展
場所:東京オペラシティアートギャラリー
期間:〜12月27日(日)
HP:http://www.operacity.jp/ag/exh111/index.html

この企画は、去年出向いたドイツの小さな町に異彩を放つ、
家具メーカー「ヴィトラ社」の「ヴィトラ・デザイン・ミュージアム」。
海外で出向いた先にまた出会えたようで、
旅の記憶が少しよみがえった。
しみじみ。